部位別でわかる!太りにくい牛肉の選び方徹底ガイド
ダイエット中の食事において、お肉のカロリーは気になるポイントのひとつ。中でも牛肉は高タンパク質で栄養価が高い一方、脂肪分やカロリーの差が大きく、どの部位を選べばいいのか迷う方も多いでしょう。そこで本記事では、牛肉のカロリーや脂質を部位別に詳しく解説し、太りにくくヘルシーに楽しむコツや食べる時間帯のポイントまでご紹介します。
牛肉はダイエット向き?栄養面とカロリーの関係
牛肉は筋肉の維持に欠かせない良質なタンパク質が豊富で、代謝を高める助けとなり、適切に取り入れればダイエットの強い味方になりえます。また、鉄分やビタミンB群、亜鉛など女性に嬉しい栄養素も含んでおり、ダイエット中の栄養不足を補うのにも最適です。
ただし牛肉は部位や種類(和牛・輸入牛)によってカロリーや脂質量が大きく異なるため、選び方と調理方法が重要です。特に脂肪分の多い霜降りの和牛はカロリーが高くなる傾向があり、ダイエット中は赤身肉を選ぶことがポイントとなります。
牛肉のカロリーを部位別に徹底比較
牛肉の部位ごとにカロリーと脂質の違いを理解しておくと、食べる量や頻度の調整がしやすくなります。ここでは代表的な部位のカロリーを輸入牛と和牛で比較しながら紹介します。
輸入牛の場合
オーストラリア、アメリカ、ニュージーランドなどから輸入される牛肉は赤身が多く脂肪分が控えめ。カロリーも比較的低めでダイエット向きです。
部位 | 状態 | カロリー(100gあたり) | 脂質 | 糖質 |
---|---|---|---|---|
肩ロース | 赤肉 | 160kcal | 9.5g | 0.1g |
肩ロース | 脂身つき | 221kcal | 17.4g | 0.1g |
モモ | 赤肉 | 117kcal | 4.3g | 0.4g |
モモ | 脂身つき | 148kcal | 8.6g | 0.4g |
バラ | 脂身つき | 338kcal | 32.9g | 0.2g |
ヒレ | 赤肉 | 123kcal | 4.8g | 0.3g |
ランプ | 赤肉 | 112kcal | 3.0g | 0.5g |
ランプ | 脂身つき | 214kcal | 16.4g | 0.4g |
サーロイン | 赤肉 | 127kcal | 4.4g | 0.5g |
サーロイン | 脂身つき | 273kcal | 23.7g | 0.4g |
リブロース | 赤肉 | 163kcal | 9.1g | 0.4g |
リブロース | 脂身つき | 212kcal | 15.4g | 0.4g |
カロリーを抑えたいなら「モモ」「ヒレ」「サーロイン」の赤身肉がおすすめです。
和牛の場合
和牛は国内で丁寧に肥育され、きめ細かい霜降りが特徴。そのため脂質含有量が高く、カロリーも輸入牛より高い傾向にあります。
部位 | 状態 | カロリー(100gあたり) | 脂質 | 糖質 |
---|---|---|---|---|
肩ロース | 赤肉 | 293kcal | 26.1g | 0.2g |
肩ロース | 脂身つき | 380kcal | 37.4g | 0.2g |
モモ | 赤肉 | 176kcal | 10.7g | 0.6g |
モモ | 脂身つき | 235kcal | 18.7g | 0.5g |
バラ | 脂身つき | 472kcal | 50.0g | 0.1g |
ヒレ | 赤肉 | 207kcal | 15.0g | 0.3g |
ランプ | 赤肉 | 196kcal | 13.6g | 0.5g |
ランプ | 脂身つき | 319kcal | 29.9g | 0.4g |
サーロイン | 赤肉 | 294kcal | 25.8g | 0.4g |
サーロイン | 脂身つき | 460kcal | 47.5g | 0.3g |
リブロース | 赤肉 | 395kcal | 40.0g | 0.2g |
リブロース | 脂身つき | 514kcal | 56.5g | 0.1g |
和牛は全体的にカロリーが高いため、ダイエット中に食べるなら量を控えめにし、脂身の少ない赤身部位を選びましょう。
太りにくい牛肉の選び方と食べる時のポイント
1. 輸入牛の赤身肉を選ぶ
輸入牛は脂肪分が少なく赤身率が高いのが特徴で、カロリーコントロールしやすい点が魅力。特に「モモ」「ヒレ」「サーロイン」の赤身はダイエットに適しています。
2. 赤身の部位を中心に選ぶ
脂肪はカロリーが高く太りやすいので、脂身の多いバラやリブロースは控えめに。赤身の部位ならタンパク質もしっかり摂取でき、腹持ちも良いです。
3. 脂質を落とす調理方法を選ぶ
グリルやオーブンでのロースト、茹でる、蒸す調理は余分な脂を落とせるためおすすめです。煮込み料理は冷まして表面の固まった脂を除去してから食べるとヘルシーになります。
4. 食べる時間は昼間がおすすめ
昼は活動量が多いため摂取カロリーを消費しやすい一方、夜は活動量が少なく脂肪に変わりやすいです。牛肉を食べるなら昼食に取り入れるのが理想的です。
ヘルシーに楽しめる牛肉レシピ例:しゃぶしゃぶサラダ
牛肉の赤身を使ったシンプルで低脂肪の料理「しゃぶしゃぶサラダ」のレシピをご紹介します。
- 材料(1人分)
- – 赤身牛肉(例:モモ肉)薄切り 100g
- – レタス、水菜、ルッコラなど葉野菜 適量
- – しょうゆ、酢、ごま油 各小さじ1(ドレッシング用)
- – 白ごま 少々
- 作り方
- 1. 鍋にお湯を沸かし、牛肉をさっとしゃぶしゃぶし余分な脂を落とす。
- 2. 葉野菜は洗って適当な大きさにちぎる。
- 3. ドレッシングの材料を混ぜ合わせる。
- 4. 皿に葉野菜を敷き、しゃぶしゃぶした牛肉をのせ、ドレッシングをかける。
肉の脂肪が落ち、野菜の食物繊維も摂取できるため満足感もあり、ダイエットにぴったりの一品です。
まとめ:賢く選べば牛肉はダイエットの味方になる
牛肉は部位や種類、調理法によって大きくカロリーや脂質が変わり、選び方次第でダイエットに適した食品になります。
以下のポイントを押さえましょう。
- 輸入牛の赤身肉(モモ・ヒレ・サーロインなど)を選ぶ
- 脂質の多い部位は控えめにする
- グリル・茹でる・蒸すなど脂を落とせる調理法を選ぶ
- 食べる時間は昼食がおすすめ
食べたいものを極端に制限せず、カロリーと脂質のコントロールをしながら楽しむことで、無理なくダイエットを継続できるはずです。栄養価が高い牛肉を上手に味方につけて、理想のボディメイクを目指しましょう。