冷蔵庫の奥から出てきた、賞味期限の切れた納豆。「納豆はもともと発酵食品だから、少しくらい過ぎても大丈夫」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。たしかに納豆は比較的日持ちする食品ですが、保存状態によっては食べないほうがよいサインも出てきます。
この記事では、賞味期限切れの納豆はいつまで食べられるかの目安と、食べないほうがよい状態の見分け方、長持ちさせる保存方法を解説します。
まず確認:「賞味期限」と「消費期限」の違い
- 賞味期限:おいしく食べられる期限。過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。
- 消費期限:安全に食べられる期限。過ぎたら食べないほうがよいもの。
市販の納豆のパックには、多くの場合「賞味期限」が書かれています。ただし、これは未開封で、表示どおりの方法(冷蔵)で保存した場合の期限です。
賞味期限切れの納豆はいつまで食べられる?
| 状態 | 目安 |
|---|---|
| 未開封・冷蔵保存 | 賞味期限から数日〜1週間程度なら、状態に問題がなければ食べられることが多い |
| 開封後 | 賞味期限に関係なく、その日のうちに食べきる |
| 常温に長く置いた | 期限内でも食べない |
| 冷凍保存した | 冷凍した時点から1か月程度 |
※ 上はあくまで目安です。メーカーは賞味期限内に食べることをすすめています。期限が過ぎたものは、必ず次の「見分け方」で状態を確かめ、少しでも不安があれば食べないようにしましょう。
食べないほうがよい納豆の見分け方
アンモニア臭が強い
納豆は日がたつにつれて発酵が進み、ツンとするアンモニアのにおいが強くなります。においが強すぎるものは、味も落ちているので避けましょう。
表面に白いつぶつぶ(ジャリジャリ)がある
納豆の表面にできる白いつぶつぶは、多くの場合「チロシン」というアミノ酸が結晶になったもので、体に害はないとされています。ただし、発酵が進んだサインなので、食感が気になる場合は無理に食べる必要はありません。
糸を引かない・豆が黒っぽい
混ぜても糸を引かない、豆が黒ずんでいる、乾いてカチカチになっている場合は、品質が落ちています。
白以外のカビ、酸っぱいにおい
緑・黒・青などの色のついたカビが見える、酸っぱいにおいや異様なにおいがする場合は、食べずに捨てましょう。
納豆を長持ちさせる保存方法
冷蔵庫の温度の低い場所に置く
冷蔵庫のドアポケットは開け閉めで温度が上がりやすいので、奥やチルド室に入れると発酵が進みにくくなります。
食べきれないときは冷凍する
納豆は冷凍できる食品です。パックのまま保存袋に入れて冷凍し、食べる前の日に冷蔵庫に移して解凍します。タレとからしは別に冷蔵保存しておくと風味が落ちにくくなります。
開封したら早めに食べる
開封して空気にふれると、乾燥や雑菌の混入が進みます。開けたらその日のうちに食べきりましょう。
付属のタレやからしの成分は納豆のタレの成分分析で詳しく解説しています。
よくある質問
Q. 賞味期限切れの納豆を食べてお腹を壊すことはありますか?
保存状態が悪く、雑菌が増えていた場合は、腹痛や下痢の原因になることがあります。期限切れのものを食べるときは、においや見た目をよく確かめ、小さなお子さんや高齢の方、体調のすぐれない方は避けましょう。
Q. 冷凍した納豆の栄養は落ちますか?
冷凍しても栄養への影響は大きくないとされています。解凍したら、再冷凍せずに早めに食べきりましょう。
Q. 白いつぶつぶはカビですか?
多くの場合はアミノ酸の結晶(チロシン)で、カビではありません。ふわふわした綿のようなものや、色のついたものはカビの可能性があるので、食べないようにしましょう。
まとめ
納豆は、未開封で冷蔵保存していれば、賞味期限を数日過ぎても状態に問題がなければ食べられることが多い食品です。ただし、強いアンモニア臭、糸を引かない、色のついたカビ、酸っぱいにおいがあるものは食べないようにしましょう。食べきれないときは、パックのまま冷凍するのがおすすめです。


